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都市や田畑などの人間の生活圏は標高800メートルから900メートルあたりまでで、それ以上にはゴルフ場やスキー場、別荘地、遊園地などのリゾート施設があります。昭和40年前後に相次いで開設された観光道路により標高2.000メートル以上の中腹まで一気に登れるようになり、富士山は身近な山になるとともに俗化が進み、古くからの神聖な山のイメージは薄れてゆきました。また、戦後行われた大規模な自然林の伐採と杉や桧などの植林によって麓の自然林の多くが失われました。人工林の造林は、標高1.500メートル以上の夏緑樹林帯にまで及び、ウラジロモミやカラマツなどが植林されました。ウラジロモミの人工林は現在生育しつつあり、本来、ブナやミズナラなどの落葉樹が中心の豊かな生態系を持っていた一帯に暗い影を落としています。麓の田園地帯は雑木林 (里山)の伐採、河川改修などにより、多くの生きものが生息していた環境の多くが失われました。
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