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富士山の森は今
ウラジロモミ林
再生する森
再生する森

富士宮口標高2300m、雪崩のため草原化した針葉樹林跡
新期溶岩流の溶岩樹型と宝永噴火で埋もれた樹木の炭

 御殿場口標高1,200mの夏緑樹林です。このあたりは1,707年の宝永噴火で火山砂礫に埋め尽くされ、300年近くの時を経て再び森が再生してきました。しかし、この森は今はもうありません。1,994年の底雪崩で消滅してしまったのです。富士山では噴火や雪崩による森の消滅と再生は日常的なことなのかも知れません。下の画像は1995年と1996年の同所です。再び草原から森への再生が始まりました。その後の雪崩跡


台風による風倒木の発生

 1996年、台風17号によって南麓を中心に大量の風倒木が発生しました。上の画像は御殿庭下の標高1,900mあたりのシラビソ林です。数百年の時を費やして発達してきた森が一瞬で消滅してしまいました。その後のシラビソ林

人工林跡
 大きな被害が出て伐採された麓の人工林跡はたちまち草原になりました。面白いことに、ここではふだんあまり見られないような植物までもが一斉に芽を出し、激しい生存競争が始まりました。やがて、ミズキやハリギリなどの樹木も見られるようになり、再生の早さに驚くとともに、ススキ草原の大野原が山焼きをしなければたちまち木が生えて森になるといわれていることを実感しました。その後、「富士山の森再生」活動で、再び人工林になりました。観察記録

火山砂礫地
不毛の地から草原へ、そして森林へ

 約300年前の宝永噴火によって火山灰が厚く堆積した南東側斜面の砂礫地では風や雪崩により大地が安定せず、また乾燥のため植物がなかなか根付くことができません。このような条件でも成育できるオンタデ、フジアザミ、オノエイタドリなどの先駆植物を先頭に植生が少しづつ回復しています。

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散策コース 御殿場口


折れても倒れても立ち上がる生命力
(原生ヒノキとシラビソ)

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